2012年5月25日金曜日

猫目異変

左右で目の色が違う猫(オッドアイキャット)は、白系統の被毛に時折付随して出現するようです。まれに、青目側の耳に障害を持つ子もいるそうで、左右の違いによるほかの部位への影響は興味深いものがあります。

ずっと以前、ごく小さなオッドアイ猫のぬいぐるみを作ったことがあります。
それでグラスアイが半端に余ってしまい、ちょっともったいなく感じました。もうひとつ同じ大きさでオッドアイを作れば解消するのですが、あまりそんな気にもなれません。

その後、ブルーとオレンジの目を持つ大きなオッドアイ猫を作ったときは、自分で目を塗りました。手持ちの目がやや大きめかなと思ったけど、ちょうどよい大きさの目はグリーンしかなかったのです。
目を塗り替える際は、除光液などで塗料を拭き取り、ネイルカラーやアクリル絵の具で塗り直します。猫の目は透明感があるほうが良さそうですが、実はぬいぐるみに関しては不透明なほうが見た目が落ち着く(場合がある)のです。以前使ったネイルカラーはそのへんがいまいちでした。

それでアクリル絵の具を混ぜ合わせて塗ろうとしましたが、どんなに調合しても狙ったイメージになりません。
困り果てて、ふと、古い水彩絵の具があったことを思い出し、使ってみることにしました。ちょっと固まりかけていたけど、意外にこれが正解。単色でいちおういい色が出ました。
目の土台がプラスティックだと、水彩絵の具はつきませんが、その目は木製なのです。絵の具が乾いたあと、透明ニスでコーティングして、どうにかぬいぐるみが仕上がりました。

その猫、ちっともかわいくできませんでした。目が小さいのもいけなかったと思ったけど、面倒で押入れに放置していました。



あるとき、別のぬいぐるみを取り出したついでに、そのオッドアイ猫が目に入り、思わずギョッとしました。目の色が変なのです。
よく見たら、絵の具で塗った部分がはがれかけていました。やっぱり水彩絵の具では安易だったんですねえ。全く考えが浅いんだから。

やむを得ず、目を取り外して(ワッシャー方式だから、分解して中身のわたを出さないと外れないのです)、大きい目に付け替えました。
左がはがれた目、右が新しい目です。


ついでに耳も大きくして、前よりはいくぶんましになったような気はするけど、苦労したわりには・・・。


猫の顔って、なかなか難しいものです。

0 件のコメント: